『香川県庁舎』~新旧

2006年に公開された織田裕二主演、共演は柴咲コウの県庁の星ご存知でしょうか?
地上22階、地下2階、最高部113メートルの鉄骨造の建物で、
映画「県庁の星」はここでロケが行われました。
高層ビルで一番新しい本館、東館、北館、議事堂、天神前分庁舎、警察本部庁舎
香川県の行政機関が置かれる建物群の総称、その中で、本館、東館、警察本部庁舎は、
丹下健三により設計されました。
一番古い旧舘(東館)竣工は1958年。地上8階、最高部43メートルの鉄筋コンクリート造で、
一番新しい本館   竣工は2000年。地上22階、地下2階、最高部113メートルの鉄骨造です。
西側に警察本部庁舎は竣工は1996年。地上6階、地下2階、最高部33メートルの鉄骨鉄筋コンクリート造です。

Nikon D300(F2さんありがとう)
Nikon D40
TOKINA AT-X 124 PRO DX 12-24mm
SIGMA 30mm F1.4 EX DC HSM
Capture NX 1.3.0.

01.新旧香川県庁舎です。
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02.
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03.
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04.
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05.
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06.
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07.
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丹下さんといえば、香川県にはこの3棟のほかに、私の記事『香川県立体育館』も設計していて、
香川の建物ではおなじみになっていますが、2005年3月22日死去。享年91才の建築一筋の人生でした。
最近のデザインブームのミッドセンチュリー時代、ル・コルビュジエの影響を強く受け
作品の所々に影響を見て取れるのが、面白いですね。
この丹下さんが育成した、磯崎新、黒川紀章、槇文彦、谷口吉生などの世界的建築家をはじめ
イサム・ノグチや猪熊弦一郎も多くの作品の中で影響を受け合っています。
この旧舘が特に私は好きで、40-50歳のバリバリの時期に、気合の入った
繊細な日本建築を意識したデザインです。
実は、後期の警察本部で私も工事に携わり、何回も打合せをしましたが、
最後まで本人には、会えませんでした。
この高層棟は、フジテレビのフレーム構造に少し似ている感じですが、東京都庁舎にも通じる
ポストモダニズム建築です。

結局この県庁旧舘を、設計した思想やデザインを勉強して行くと、世界のデザインや
現在の日本の建築のすべてが、ここから始まる共通点が、見えて来る様な気がします。
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by macotoblog | 2008-01-26 00:01 | Comments(16)
Commented by TAKAMI at 2008-01-26 06:41 x
これもまた美しい写真ですね。
私も、県庁の旧庁舎は、隣の小学校に通っていたこともあって、ものすごく馴染みが深く、中庭でよく遊んでいました。
とても不思議な建物だと思っていましたが、小学校で丹下氏の名前や、梁を表現?した建築…など習いました。
新庁舎が丹下氏の設計によって作られていたことを私は、恥ずかしながら帰ってくるまで知りませんでした(;^_^A
東京で人生の半分以上を過ごしていた私としては、特に都庁が好きでした。
フジテレビや、赤坂プリンスなども現代的でおもしろいけれど、時代の遺産としての建築…という意味では、都庁舎ができたときには、スバラシイ…と、本当に感動したものです。
ウィーンにいったときに、オットー・ワーグナーの建造物などを目の当たりに見て、これもまた感動…でした。
何がスバラシイのか、どんなところが凄いのか、わからないのが残念です。
見た目の好き嫌いの次元なので、、、
macotoさん、ぜひ、こういう建築をアップして、これからもシロウトの私などにもわかるように、解説していただけるとすごく嬉しい♪
↓の鍵コメントは私ですが、年齢を暴露しているので、しーくれっとにしました(;^_^A
Commented at 2008-01-26 06:41 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by y_and_r_d at 2008-01-26 16:44
こんにちは。
新旧の丹下作品が並んでいるとは知りませんでした。
東館に感じる日本的意匠は
今みても新鮮ですね。
Commented by setsuna-0520 at 2008-01-26 17:23
こんにちわ。
このあたりは、あまり知らないです。
車で通ったことはありますけどね!
映画のロケ地だと、庵治あたりしか知りません。
今日、屋島ロープウェイに行きたかったけど、サンポートで寒い思いをしたので止めにしました。
Commented by ballwell at 2008-01-26 19:30 x
私が高松に居たころには、この背の高い建物はありませんでした。
街並みもかなり変わったみたいで、とても興味があります。
今年はじっくりと撮影に出かけてみようかな、なんて思ってます。
Commented by Shikokuboy at 2008-01-26 19:52 x
県都のシンボルをうまく写されましたね。
私は、ちょっと斜めに撮った3枚目がお気に入りです。
明日はお天気次第ですが、屋島の方に行ってこようかなと思ってます。
Commented by さとっち at 2008-01-27 20:42 x
すごい迫力ですね〜。
アタシは2枚目がお気に入りです。

最近行ってないですね〜。この辺りは・・。
飲み屋あたりまでしか行きませんもの〜アゥゥ(。_°☆\(- - ) バシっ!
Commented by macotoblog at 2008-01-27 20:46
〓 TAKAMI さんへ
ありがとうございます。
香川県には、世界的な建築家が設計した建物が、結構あるので
Blogで少しずつ紹介していました。
小さい頃から何気なく親しんでいた施設や、建物が今頃になって
すばらしいデザインや時代背景に興味が出てきました。
私はまだ、ヨーロッパ方面は言った事が無いのですが、すばらしい
デザインと建築の宝庫ですので、一度は行って見たいです。
丹下さんも、歳をとって行くと、作品に少しずつデザインや考えも
変わって来て、そのあたりも見所のひとつですね。
鍵コメ了解しました(^^ゞ
Commented by macotoblog at 2008-01-27 20:51
〓 y_and_r_d さんへ
こんばんわ。
東館の玄関から見上げると、新旧の作品が同時に見られる
所も、面白いですね。
ここの玄関ロビーも猪熊弦一郎の壁画などがあり、和の雰囲気を
強く意識して作られて居ます。
Commented by macotoblog at 2008-01-27 20:56
〓 setsuna さんへ
こんばんわ。
このあたりは駐車場があまり無いので、県庁に用事で来た時は
ゆっくり見て廻ってください。
県庁の星では、この新館の見上げと上の一部の部屋でロケが
行われたのですが、ほとんどは岡山で撮られた事聞きました。
ほんと、最近めっきり寒くなりましたね~。寒いの苦手です(>_<)
Commented by macotoblog at 2008-01-27 21:02
〓 ballwell さんへ
そうなんですね。
随分バブル時期に、設計された建物が多く建っていますので、高松も
大きく変わりました。
特に昔の築港は、今サンポート高松に呼名が変わりBlogで皆さんが
よく紹介されていますね(^^)v
私も、仕事が3月ごろには落ち着くので、ゆっくり撮影に出掛けたいです。
Commented by macotoblog at 2008-01-27 21:04
〓Shikokuboyさんへ
ありがとうございます。
建築の写真は、ある意味仕事の延長ですので、なるべく面白い
アングルや構図を探して撮っています。
屋島方面も、被写体は多く私も良く出掛けます(^^)v
Commented by macotoblog at 2008-01-27 21:10
〓 さとっち さんへ
ありがとうございます。
この広角の2枚目は、県庁の星で何度も出てくる構図です(^^)/
パスポートもサンポートに移動したし、あまり県庁に行く
機会がへりましたね。
ここの1階のロビーは独特な雰囲気で、建築デザイン的には
見所が多く、機会があれば、ゆっくり見てみてくださいね(^^♪
Commented by isao_isao at 2008-01-27 21:16
こんばんは。
鉄筋コンクリート造と鉄骨造とは違うものなんですね。
鉄筋コンクリートも鉄骨を使っていますよね。。。鉄骨造ではコンクリートは使わないんですか??w
う~ん、難しいな・・・ 専門的には呼び方も違ってくるんですね(^^
Commented by macotoblog at 2008-01-27 21:25
〓コメントの皆様、ならびに、いつもここへ訪問して頂いている皆様へ
いつもコメント、訪問、ありがとうございます。
最近少しアップの時間がなく、建築の専門分野で分かり難い所も有ったと思います。
自分でも、知識の浅さを少しでも勉強しようと、資料を参考に整理してアップ
しましたが、もっと分かりやすく解説しなければ・・・と思っています。
仕事が暫く立て込んでいますが、暖かいコメントでいつも励みになっています。
これからもmacoto architect's photoblog よろしくお願いします<(_ _)>
Commented by macotoblog at 2008-01-27 21:36
〓 isao_isao さんへ
こんばんわ。
建築用語は少しややこしいですね。
・鉄筋とは丸い断面の棒状の物を、コンクリートの補強として入れます
これが、鉄筋コンクリート(RC造)と言います。
・鉄骨とは同じ鉄ですがロの字やH型をした物を、直接柱や梁に使い
建物を建てその周りに仕上げをしますこれが、鉄骨(S造)と言います。
・最後に鉄骨と鉄筋両方を使った建物を(SRC造)と言います。
それぞれ一長一短があり、用途や階数、面積などで設計時に、吟味され
決めます。ちなみに一番リーズナブルなのは鉄骨造で、多くの建物に
使われ、地震にも強いのが特徴です(^^♪
少しずつ分かりやすく、解説しますのでよろしくです!

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